小牧への経路
第1次(7月14日〜15日)、第2次(9月30日〜10月1日)共に金山総合駅前のホテルグランコート名古屋に宿泊したため、小牧へは名古屋市営地下鉄名城線・上飯田線経由で来ました。小牧駅
これがピーチライナーの小牧駅の看板です。名鉄の小牧駅は地下にありますが、ピーチライナーの駅は高架です。
ただ、名鉄小牧駅の出口から直ぐ直結しており、乗り換えは不便ではありません。
小牧駅の時刻表です。
休日平日問わず20分間隔での運転です。
20分間隔というのはユーカリが丘線の昼間時間帯と同じです。
尚、最終日も増発等は行われず、全く同じ20分間隔での運転でした。
これは小牧駅幻の3番ホームへの階段です。
3番ホームは桃花台センターから来た列車からの降車に用いられる降車専用ホームとなっていますが、使われた形跡が全くありません。
こちらは2番ホーム(降車ホーム)から望んだ3番ホームです。
臨時の降車ホームという扱いのため、1・2番ホームとは違って、ホームドアも屋根もないホームとなっています。
尚、2番ホーム側に柵があるのは、そちら側に列車の扉がないためです。
(車輌の特徴は別の記事で紹介します。)
これは3番ホームから改札に降りる階段の所です。
シャッターが閉じていますが、このシャッターが営業運転中に開いたことはなさそうです。
小牧駅昇降ホームから望んだ桃花台センター側(左)と終端側(右)の画像です。
共に、3番ホームへの分岐がありますが、営業運転中に使われたような形跡はないようです。
小牧原駅
小牧を出ると東名高速道路の下を潜り、一旦地上区間となりますが、直ぐに高架区間になります。これは小牧原駅の駅名標です。
グレー地に白文字ですが、手入れがなされいないせいか、もはや判読不能状態です。
これは小牧原駅を出たところです。
名鉄小牧線の小牧原駅はこの交差の直下にある高架駅のため、かなりの高度で越えていきます。
こちらは名鉄小牧原駅より見たものです。
丁度駅のホーム終端スレスレで、ピーチライナーの高架橋が越えていっています。
下から見るとまるで高速道路の高架橋のように見えます。
ユーカリが丘線の軌条に比べるとかなり「頑丈」です。
因みに、小牧原駅は乗換駅としては案内されていませんが、比較的近隣に駅があり、乗り換えに不便ではありません。
東田中〜上末〜桃花台西間
小牧原を出るとピーチライナーは国道155号線の直上を走ります。また、ピーチライナーは通常運用では2編成を使用しており、東田中〜上末間で反対方向の列車がすれ違っています。
東田中から上末の間に引込線があります。
写真は、丁度その引込線の手前に差し掛かろうとしているところです。
列車の速度が意外と速いため、上手い写真が全然撮れなかったのですが、このような引込線があります。
この引込線は中間に車止めがあり、桃花台センター側から来た列車と小牧側から来た列車を各1編成ずつ留置できるようになっているもののようですが、これも使われたような形跡はありません。
これは上末駅の入口です。
東田中と上末の2駅は国道の直上にある橋上駅となっています。
尚、廃止後は階段の入口が工事で使うバリケードで塞がれ、「歩道橋」としての使用ができなくなっています。
上末を出ると、写真のS字カーブの所辺りで国道の直上から国道に沿うようになります。
桃花台センター駅
それまで高架区間を走っていたピーチライナーは桃花台センター駅に差し掛かると地下区間に入ります。これは桃花台センター駅付近の駐輪場から、小牧側のトンネル出口から伸びている軌条を望んだものです。
桃花台センター駅は付近の大型店舗に直結しているような位置にある地上駅舎です。
尚、ホームは地下にあります。
桃花台センターから桃花台東までは暫くトンネルの区間が続きます。
この写真だけを見ると、まるで地下鉄のような感じです。
これは桃花台センター駅の時刻表です。
やっぱり20分間隔です。
桃花台東行きの時刻表の上には何故か額縁があります。
桃花台センター〜桃花台東間
桃花台センターから桃花台東の間にはトンネルが2カ所あります。1カ所目は地下鉄のような感じのトンネルですが、もう1カ所のトンネルは片側の側壁がコンクリートになっており、写真のような絵が描かれています。
ピーチライナーができた頃くらいに描かれた小学生から中学生くらいの子供達の描いた未来予想図でしょうか?
絵の中にはピーチライナーのようなものも描かれているのもあるようです。
トンネルを過ぎ、桃花台東に近づくと、謎の張り出しがあります。
桃花台東駅付近にある車両基地へのアプローチ線を作る予定があったのでしょうか?
もうじき終点の桃花台東です。
ピーチライナーの軌条が交差していますが、下側の軌条は車両基地への引込線です。
ピーチライナーは片側にしか運転台がないので、終端駅ではこのような折り返し線を経由して、反対側のホームに入ってきます。
尚、ピーチライナーは桃花台東より更に高蔵寺まで延伸する計画があって、折り返し線手前にある、尻切れ蜻蛉のような感じの高架橋はそのためのものと言われています。
桃花台東の駅名標です。
判読は可能ですが、くすんだ感じが否めません。
駅施設など
ピーチライナーの運賃は均一ではありません。写真は小牧駅のものですが、小牧〜桃花台センター間は250円です。
券売機と精算機です。
経営が苦しくて設備投資ができなかったのか、2004年発行の新札に対応していないものもありました。
ピーチライナーの軌条はユーカリが丘線のものと同じ中央案内方式ですが、ATC地上子の位置が、ユーカリが丘線の側面に対して、ピーチライナーは下に設置されています。
これはピーチライナーの車内に掲示されている路線案内図です。
東田中から桃花台西までの各駅の間が3分、その他は2分が所要時間です。
両終端駅以外には写真のような列車接近案内表示器があります。
写真は小牧原駅のもので、隣の小牧駅を列車が出発すると、「小牧を出ました」が表示し、列車が到着すると「まもなく来ます」が表示します。
尚、「まもなく来ます」の表示は、列車が到着しても点灯したままです。
所感
ピーチライナーの乗車は第1次は7月15日の午前中で、乗車区間は小牧から桃花台東の片道のみ(帰りは高速バス)で、9月30日の午後は小牧から桃花台東と桃花台センターから小牧原まででした(記事内では10月1日にピーチバスで行ったときのものも含まれている)。写真は、両期間のものを混ぜて使っているので、初夏の日差しの状態(7月15日)だったり、日が傾いて夕暮れ近い状態(9月30日)だったり、雨天の時(10月1日)だったりしています。
7月の時に乗車したときは、休日の午前中ということもあるのですが、かなり空いていて、殆ど1両目にしか乗っていなかったような状態でした。
また、鉄道雑誌でピーチライナーの廃止の記事が掲載された影響で、7月の時点でも「同業者」が来ていました。
一方の、9月の時はラストランということもあり、車内はかなり込み合っていました。
取り敢ず、今回は乗車したときの所感に留めておきます。